愛人を持つより愛人になる方が気楽で楽しい

会社の上司の愛人になって2年程になります。

彼は年齢こそ若いですが勤続年数も長くて、キャリアもあるので社内ではある程度の地位をもっています。
私が入社したばかりの頃はまだ彼も役職についていなかったので、良く仕事帰りに同僚達と飲みに行ったり仕事の愚痴を言い合っては悪ふざけする様な関係でした。

その頃から彼は既に結婚していて、子供もまだ小さかったですが会社の仲間との付き合いをとても大切にする人だったので飲み会を欠席することはほとんどありませんでした。

私は一人暮らしをして居ましたし、彼氏も居ない自由な身でしたので勝手気ままに飲み会に参加していました。
毎回必ず飲み会に出席している私達はいつの間にか何でも気を使わずに話が出来る間柄になって行ったのです。
時には飲み会を途中で抜け出しては二人で飲み直したり、会社の帰りに食事に行ったりする様になりました。

初めのうちはただ単純に仕事の愚痴を言ったり、仕事の相談や悩みを話していたのがいつの間にかお互いのプライベートにまで興味を持つ様になりました。私は彼氏が居なかったので彼が唯一何でも気を使わずに話せる異性になってしまいました。そして彼にとっても奥さんには仕事の話をしても中々上手く通じないことや奥さんは子育てで忙しくて仕事の話まで親身に聞いてくれないと言う状態でお互いがお互いを特別な存在に感じてしまう様になったのです。

そうしていつの間にか体の関係にまで発展して行きました。
でも私は元々彼に奥さんや子供が居ることを知っていてその様な関係になった訳ですし、彼が奥さんや子供を大切に感じていることも十分にわかっているつもりなので、それ以上の何かを求めるつもりはありません。

今は時々仕事の帰りに一緒に飲みに行ったり、ホテルに行ったりただそれだけです。
でも私はそれで十分だと思っています。

逆に休みの日は自由に趣味の時間や友達との時間を過ごすことが出来ますし、旅行に行ったりも出来ます。
好きな時に飲みに行ったり、出かけたりしても誰にも文句を言われることもありません。
イベントだからといってたくさんのお金を使うこともありませんし、働いたお金は自分の為に使うことが出来ます。
そう言ったお金や時間の自由、気持ちの余裕が愛人のメリットだと思っています。

でも私とは逆に彼を独り占めしたい、奥さんや子供に彼のことを取られていると感じてしまう人にとってはここがデメリットにもなり得るのかもしれません。愛人には結婚と言ったゴールや彼のことを独り占め出来ると言った幸せは無いので、それをデメリットと感じる人もいるかもしれません。

でもそれらのメリットもデメリットもすべてその人の考え方次第だと思います。
愛人である私にももちろん彼との結婚や彼との間に子供をもうけると言うイベントはありませんが、彼と二人きりの時間を過ごして、言いたいことを言って、彼の話を聞いてそんな時間を持てるだけでも幸せです。

私は独り身の自由と愛人と言う自由を持っていますが、逆に彼の方が窮屈な思いをしているかもしれません。
愛人の私と奥さんや子供と言った家族に挟まれて、時間や気持ちの自由が無く悩んでいるかもしれません。

いつ愛人である私が奥さんの元に名乗り出てくるのでは無いかと言う危機感も持っているかもしれません。

そう言った意味では愛人をしている方よりも、愛人を持っている人の方が苦労や悩みは多いのかもしれません。
でも愛人には結婚等のゴールを持たない分、とてま気楽に付き合うことが出来ると思っています。

嫌になったら別れれば良いし、相手にはきちんと奥さんがいるのだからこちらと別れる別れないで揉めることはほぼ無いのです。
自分させ割り切った気持ちで付き合うことが出来れば何の問題も無いと思います。